① 着任時の初期状況
炎上案件は、 最初の 72 時間で「火を消す人」 か「燃やし続ける人」 かが分かれる。 大山は初動を感覚でなく構造で設計する。
バッティング会議
1 日 3 件+
同時並行で意思決定が渋滞
未決事項
多数
判断者・論点が不明
信頼
崩壊
3 層間の意思疎通断絶
初動方針
構造で設計
頑張りでなく仕組み
初動でやらないこと
✗ いきなり全部に手をつける (火に油)
✗ 個人の頑張りで会議を増やす
✗ 犯人探し・過去の追及
初動でやること
✓ どの層で何が止まっているかを分解
✓ バッティング会議を並列処理に再設計
✓ 経営層への論点提示で判断を動かす
② 初動タイムライン (Day 1 → 3)
最初の 72 時間を時系列で。 観察 → 構造分解 → 即応体制構築の順で、 流れを変える。
DAY 1 — 0-24h
観察と構造分解
主要会議をオブザーブし、 課題一覧・WBS・リスク台帳を解析。 「どの層 (経営/管理/現場) で何が止まっているか」 を 3 層因果で分解。 発言より把握を優先。
DAY 2 — 24-48h
即応体制の設計
1 日 3 件以上バッティングしていた会議を並列処理に再設計。 1 回の会議で「課題抽出 → 整理 → 解決 → 合意形成」 まで到達する型を導入。
DAY 3 — 48-72h
経営層の判断を動かす
経営層へ「2 択 + ROI + リスク 3 軸」 を 1 枚で提示。 止まっていた判断を動かし、 予算据置・1 年延伸の再計画の素地を作る。 統括 PM 抜擢 (CFO 承認) へ。
③ 即応体制 — 会議を「並列処理」 する
炎上の根は「人と意思決定の導線の詰まり」。 会議を減らすだけでなく、 1 回で合意まで到達する型を作る。
並列処理
1 日 3 件以上のバッティング会議を、 議題重複を統合して並列で回す。 待ち時間をなくす。
1 回で 4 工程
1 回の会議で課題抽出 → 整理 → 解決 → 合意形成まで到達。 「持ち帰り」 を最小化。
論点の事前整理
判断者・論点・選択肢を事前に整理して提示。 「材料未添付で判断できない」 を潰す。
④ 判断の仕組み化 — 火消しを再現可能に
初動の即応を「個人技」 で終わらせず、 誰が入っても同じ初動を打てる仕組みにする。 これが 0→1 立ち上げにも転用できる。
初動プレイブック
STEP 1: 3 層因果で停滞箇所を分解
STEP 2: 会議体を並列処理に再設計
STEP 3: 経営層に 1 枚で論点提示
STEP 4: RACI + エスカレ基準を仮固定
0→1 へのスケール
炎上の再現性ある火消しは、 不確実性の高い 0→1 立ち上げにも効く。 判断プロセスを先に仕組み化し、 「燃えない構造」 を最初から作る。 三木様が品質管理室をゼロ構築されたのと同じ発想。
⑤ 72 時間で変わったこと
初動 72h の設計が、 その後の再建 (予算据置・1 年延伸・100 億損失回避) の分岐点になった。
会議
並列化
渋滞 → 1 回で合意
経営判断
再起動
論点提示で動いた
立場
統括 PM
1 週で抜擢 (CFO 承認)
その後
〜100 億回避
1 年延伸で継続確定